母乳はいつから出る?母乳を出すために試した方法も紹介!

授乳

赤ちゃんが生まれたら誰でも勝手に母乳が出るものだと思ってた私。初めての出産を控えている人は、私と同じ考えの人もいるかもしれませんね。しかし生まれてから、母乳は簡単に出るものではないことを目の当たりにし、完全母乳育児希望だった私はショックを受けました。そんな私がどのような道のりで母乳が出るようになったのか紹介します。

母乳が出るまでには段階がある

生まれてすぐ母乳が出なかった私の場合、母乳が出るまでの道のりを振り返ると「母乳は急に出るものではなく、段階を踏んで出るもの」でした。母乳が出るまでの段階は、私の経験をもとにすると大きく分けて以下の3段階に分けられます。

第1段階 母乳を出す女性ホルモンの分泌を促す

母乳の分泌に必要な女性ホルモンには、母乳の噴出を促す「オキシトシン」と乳腺を発達させ母乳を作り出す「プロラクチン」があります。赤ちゃんがおっぱいを吸うことでふたつのホルモンが刺激され、母乳が出るようになるというのが母乳が出る仕組みです。

そのため第1段階では、母乳が出なくてもとにかく赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらい、ふたつの女性ホルモンの分泌を促すことが大切になります。

第2段階 おっぱいが張ってくる

毎日赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらっていると女性ホルモンが分泌されるようになり、だんだんおっぱいが張るようになってきます。少しずつ母乳の出る量も増えますが、場合によってはスムーズに出ないことも。母乳を出すためにまだサポートが必要な段階です。

第3段階 母乳が出るようになる

赤ちゃんの吸う力だけで母乳が出るようになり、あとは赤ちゃんが満足する量が分泌されるように、ひたすら毎日授乳を続ける日々が始まります。量が足りないときは適宜ミルクを足しながら、母乳のみで間に合うようになれば完全母乳育児に切り替えることができます。

入院中の授乳はどんな感じ?母乳の変化は?

私は帝王切開での出産だったため、入院日数は少し長めの7日でした。その中で授乳やおっぱいの変化がどうだったかを、入院当時に記していたメモをもとに振り返ってみます。私は夜の出産だったため、翌朝から授乳の指導が始まりました。

産後1日目

授乳の指導を受け、授乳開始。母乳は全く出ている様子はない。まずは赤ちゃんに吸ってもらう練習として片胸15分を目安に授乳したが、この日は吸うというよりなめただけで終わることが多かった。手術の傷が痛むため夜間の母子同室はせず、新生児室に預けて回復に努める。今日はおっぱい3回、助産師さんがミルク20mLを1回授乳した。

産後2日目

今日も母乳が出ている様子はなく、なめただけで終わる。今日は授乳の後にミルクをあげるところまで練習。手術の傷がまだ痛むため、今日も夜間の母子同室はしなかった。今日はおっぱい3回、ミルク30mLを4回授乳した。

産後3日目

おっぱいが徐々に張ってくるが、張りの割に授乳がうまくいかない。助産師さんに「乳首の長さが短いせいかも」といわれ、ニップルシールドを使っての授乳をすすめられる。シールドのおかげで今日行った授乳は毎回ちょっと吸ってくれた。この日から夜間も母子同室を開始する。今日はおっぱい4回、ミルク40mLを4回授乳した。

産後4日目

おっぱいがかなり張っているのに母乳が出ていないようなので、助産師さんにおっぱいマッサージをしてもらう。マッサージで乳首が吸いやすい形になったのか、初めてニップルシールドなしでの授乳に成功。今まで片胸15分くらいが限界だった授乳時間も、片胸30分くらい飲み続けられるように。今日はおっぱい6回、ミルク50mLを3回授乳した。

産後5日目

入院中で一番授乳回数が多かった日。長いときは片胸30分くらい飲めるようになってきた。今日はおっぱい7回、ミルク30mLを4回授乳。夜間授乳で寝不足のため、夜間の母子同室は見送ることにした。

産後6日目

母乳をどれくらい飲んでいるか体重を測ってみると、両胸15分程度の授乳で34g飲んでいた。だんだん飲める量も増えている様子。今日はおっぱい6回、その時に合わせてミルク20〜50mLを4回授乳した。

産後7日目(退院日)

助産師さんから退院後の授乳指導を受ける。母乳の授乳後、足りないようならミルクを30〜40mL、1日4〜5回を上限に追加して様子を見るようにのこと。

こうして振り返ってみると、意外に順調に母乳が出ているように見えるのが不思議ですね。しかし当時は我が子に乳首をくわえさせるだけでも一苦労で、15分もの間赤ちゃんを抱っこしたままじっとしているのも大変だと感じていました。

2〜3時間おきに授乳をするというリズムにも慣れなくて、毎日が精一杯。今までの育児の中で、もっとも頭の中が授乳とおむつ替えでいっぱいだったと思います。

母乳を出すために試した方法

入院中には第2段階後半~第3段階前半という状況だった私。完全母乳育児に切り替えるためには母乳の分泌量を増やす必要がありました。自分なりに母乳を出す方法を調べてたなかで、実際に実践した内容を紹介します。

水分をたくさん取る

母乳はママの血液から作られますが、実は成分の約90%は水分。したがって水分不足は母乳不足にもつながる可能性があるため、私が出産した産院では母乳を出すために1日約2Lを目安に水分摂取をすすめられていました。私はむくみ体質のため普段は水分を取らないようにしていたこともあり、1日2Lの水分摂取は慣れるまで地味に大変でした。

退院後も食事で味噌汁やスープなどの汁物を取るようにしたり、授乳ごとにお茶を飲むなどこまめに水分摂取することで慣らしていきました。また母乳は血液から作られるため、血流を良くする温かい飲み物の方が良いというのを聞き、必ずホットで飲むようにしていました。

食事は3食取る

バランスの良い食事を取るのが理想なのはもちろんですが、育児に追われるのそう簡単にいかないのが現実。しかし「忙しいから」と食事を抜くのはおすすめできません。なぜなら私は母乳育児を始めてからというもの、驚くほどお腹が空くようになったからです。

しかし、育児だけでもクタクタで食事まで手が回らなかった初めの数ヶ月は、お腹が空いたらすぐつまめるものを準備して乗り切りました。パンもいいですが、私のおすすめは「おにぎり」です。パンに比べて腹持ちもいいし、具を工夫すれば毎日飽きずに食べ続けることができます。

朝ごはんのついでにおにぎりを握っておけば一度で準備ができるので、家事の時短にもつながる効果もありました。余談ですが、ストレスで母乳が止まることもあるようなので、適度な手抜きをしながらストレスをためないようにするのも、育児では大事だと思います。

鉄分とタンパク質をとる

母乳は血液から作られているので、血液の元となる鉄分が不足しないようにしたいもの。出産後期に鉄分不足を指摘されていた私は、サプリメントで補うようにしました。タンパク質も血液の元になる栄養素なので、食事メニューになるべく肉、魚、大豆製品のいずれかを入れるように心がけていました。

完全母乳育児できるようになったのはいつ頃?

私が出産した産院では退院1週間後の助産師検診で母乳量が足りているか確認されます。そこで母乳は足りてるとの判断がされたものの、ミルクは1日1回程度与えていました。完全母乳育児ができるようになったのは、出産から約1ヶ月後でした。

産後1ヶ月というのは遅いのか早いのかわかりませんが、毎日必死だったので「時間がかかったなあ」とか「長かったなあ」というよりも、赤ちゃんが満足するくらいの母乳が出るようになった安堵感の方が大きかったです。

母乳が出るまでの道のりは人それぞれ

赤ちゃんが生まれてから母乳が思うように出ないと、ママは自分を責めてしまいがちです。私自身もそうでした。しかし「出産の過程が皆それぞれ違うように、母乳が出るまでの道のりも人それぞれ」と気づいてからは、マイペースに過ごせるようになりました。

実際に私の友人でも母乳が出ないためミルクで育児したママもいますが、子どもは我が子以上に元気です。そう考えると「何で育児するか」よりも、赤ちゃんとママがストレスを抱えず幸せに過ごせるのが最優先なのではないでしょうか。

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