母乳育児を希望するママにとって、母乳がよく出るかどうかは気になることのひとつではないでしょうか。しかし、そう都合よく出ないこともしばしば。
私も母乳育児を希望していたにも関わらず十分母乳が出るほうではなく、退院後も母乳の分泌量を増やすためにさまざまな方法を試しました。
なかでも個人的に一番効果がわかりやすかったのが「母乳に良い飲み物を飲むこと」です。そこで私が実際飲んでみて、効果のあった飲み物を紹介します。
授乳中に飲める飲み物は?
授乳中におすすめの飲み物は、妊娠中に引き続き「ノンカフェイン」であるほうが望ましいです。微量ではありますが、母乳を通して赤ちゃんにカフェインが伝わる可能性は否定できないからです。
授乳中にお勧めのノンカフェインの飲み物は以下の種類があります。
- ルイボスティー
- たんぽぽ茶
- 麦茶
- ハーブティー
- 穀物コーヒー(チコリコーヒー、玄米コーヒーなど)
種類だけで見るとたった5種類・・・?と、ちょっと少なく感じるかもしれません。
そんなときはいろいろなルイボスティーを飲み比べして、お気に入りのメーカーを探してみてはいかがでしょうか。同じルイボスティーでもメーカーによって結構味が違うので「自分好みのひとつ」を探すのも楽しいですよ。
ハーブティーは注意が必要
ハーブティーはノンカフェインのお茶ですが、なかには薬と同等の強い作用を持つものや、妊娠・授乳中におすすめできない効能を持つハーブも存在します。
したがって必ず妊娠・授乳中に飲めるものか確認して購入するようにしてください。
ノンカフェインとデカフェ・カフェインレスの違いは?
ノンカフェインの飲み物を探していると「デカフェ」「カフェインレス」と書かれたコーヒーや紅茶を見かけることがあります。
デカフェやカフェインレスはノンカフェインとどう違うのか・・・カフェインが入っていないなら、コーヒーや紅茶も授乳中に飲めることになるため、気になりますよね。
- ノンカフェイン→カフェイン含有率0%
- デカフェ→カフェインを含有するものから、人工的にカフェインを抜いたもの。わずかにカフェインを含む
どちらもカフェインを含まないのかと思いきや、デカフェはわずかにカフェインが含まれていて、その点がノンカフェインとの違いです。
また一般的にデカフェ=カフェインレスを指すため、このふたつは呼び名は違うけれど同じです。ちょっとややこしいですね。
ノンカフェインはもともとカフェインを含有しない材料を使っているのでカフェイン0%、デカフェはコーヒー豆などカフェインが含まれるものからカフェインを抜いたものですが、100%は抜ききれないので「わずかに含まれる」と表現されるのでしょう。
デカフェにカフェインはどれくらい含まれる?
ヨーロッパではカフェイン含量がコーヒー豆中の0.2%以下のものをデカフェと呼ぶという明確な基準が設けられていますが、日本国内では今のところ基準がありません。
したがって妊娠・授乳中にデカフェを飲む場合は基準が明確なヨーロッパのものや、日本国内でもカフェイン除去率など明記しているメーカーを選ぶとより安心でしょう。
コーヒーや紅茶も授乳中に飲むことができるのは、コーヒー・紅茶好きなママには嬉しいですね。
▼カフェイン中毒レベルでコーヒー大好きだった私が、コーヒーをやめるまで
私がおすすめする母乳に良い飲み物は?
授乳中に飲める飲み物のなかで、個人的に母乳の分泌量アップに一番効果を感じた飲み物は「たんぽぽ茶」です。
たんぽぽ茶は別名「たんぽぽコーヒー」とも呼ばれている、ハーブティーのひとつ。たんぽぽ茶といっても花からできているのではなく、たんぽぽの根を煎じて作られています。
たんぽぽの根と聞いて「土くさい」「漢方っぽい苦い味なのでは」と構えてしまうかもしれません。
しかし気になるお味は「苦味控えめで、香ばしさのあるコーヒー」という感じです。見た目もこげ茶色なので、何も言わずに差し出されたら「こういう味のコーヒーもあるんだね」って騙されたかもしれません。
ある程度母乳量が増えてきてからは、ホットのたんぽぽ茶を飲むと乳腺がチクチクと痛み、おっぱいが張ってくるのがわかるようになりました。
他の飲み物ではたんぽぽコーヒーほどの変化は感じられなかったので、やはりたんぽぽコーヒーが母乳に効いているのだと思っています。
おすすめのたんぽぽ茶は?
産前コーヒー愛飲者だった私は、妊娠中からたんぽぽ茶をコーヒーの代替飲料として飲んでいました。
さまざまなメーカーでたんぽぽ茶を作っていますが、私が飲んだ中で一番美味しいと思うたんぽぽ茶は「AMOMA(アモーマ)」というメーカーのたんぽぽコーヒーです。
たんぽぽ茶はものによって独特の風味がありますが、AMOMAのたんぽぽコーヒーは一番クセがなく、飲みやすいたんぽぽ茶でした。また無農薬というのも個人的に嬉しいポイント。
たんぽぽ茶が初めての人にも、たんぽぽ茶を試したけれどあまり美味しくなくて断念したという人にも一度試してみてほしいです。
私は3社ほどたんぽぽコーヒーを飲みましたが、あまりの飲みやすさに感動し、AMOMAのたんぽぽコーヒーに出会ってからはずっとAMOMA一筋で飲んでいます。定期購入にすれば自宅に配送してもらえるので、身動きが取りづらい妊娠中〜授乳中は特に重宝しました。
ノンカフェイン・無農薬で妊娠中・授乳中に安心「たんぽぽコーヒー」
たんぽぽ茶で母乳が出た理由
中国では蒲公英(ほこうえい)という漢方の生薬としても扱われているたんぽぽですが、たんぽぽ茶には母乳を出すのに役立つ以下の効能があるといわれています。
- ホルモンバランスを整える
- 血行を促進する
- 鉄分などのミネラルが豊富
母乳は「オキシトシン」と「プロラクチン」というふたつの女性ホルモンによって分泌が促されますが、そもそもホルモンバランスが乱れていると、どんなに母乳を出すために工夫をしても、母乳が出ない可能性があります。
また、母乳の原料はママの血液。したがって血液の元になる鉄分は母乳を出すためにも大切な栄養素です。
こうしてみるとたんぽぽ茶は母乳の分泌をサポートしてくれる効能がしっかり備わっています。母乳の分泌量アップに効果があったのも納得です。
特に私はもともと極度の冷え性で、妊娠前は冷えとストレスが原因で月経不順がありました。たんぽぽ茶の血行促進効果により、体が温まり冷えが改善したことやホルモンバランスが整った可能性があります。
私の場合は妊娠中からコーヒー代わりにたんぽぽ茶を飲んでいたこともあり、長く飲み続けることで、自然と母乳が出やすい身体作りにつながったのかもしれません。
母乳の出やすい身体作りに「たんぽぽ茶」
たんぽぽ茶は母乳の出やすい身体作りをサポートしてくれる飲み物です。実はホルモンバランスを整え母乳を出しやすくする効果のほかにも、むくみ解消やアンチエイジングなど女性に嬉しい効果もあるので、授乳中かどうかにかかわらず飲むのもおすすめです。
ノンカフェインなので妊娠中から飲むことが可能で、試す方法も飲むだけという手軽さなので、気軽に始めてみてはいかがでしょうか。


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