少しの差で改善するかも!新生児の授乳のコツ

授乳
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初産のママが最初にぶつかる育児の壁は「授乳」ではないでしょうか。寝る間も惜しんで毎日コツコツ頑張っているのに、授乳がうまくいかないとくじけそうになりますよね。

授乳がうまくいかない原因は個人差がありひとつではありませんが、なかにはほんの少しの差に気づくことで、大きく改善する場合があります。そこで授乳がうまくいかないときに確認してほしい、授乳のポイントを紹介します。

授乳は与えるタイミングが重要

母乳はミルクのように1日に与える量や回数は決められていないので、赤ちゃんが欲しがるだけあげることが可能です。初産のママなら「赤ちゃんがおっぱいを欲しがるタイミングは?」と聞かれたら「赤ちゃんが泣いているときでは?」と思いますよね。実際いつが授乳に適したタイミングなのでしょうか。

泣いてからの授乳は手遅れ?

私もそうでしたが、新米ママがやってしまいがちな「赤ちゃんが泣いたときに授乳する」ことは、意外にも授乳を困難にしている場合があります。

実は「赤ちゃんが泣く」のは、赤ちゃんがおっぱいを欲しがるサインの中でも遅めのサイン、つまり最終手段のアピール。泣いてからではタイミングが遅すぎるんです。

したがって赤ちゃんが機嫌を損ねていたり、号泣しているときは乳首をくわえるのが難しいため授乳がうまく行かなくなっている可能性が考えられます。

ママは赤ちゃんが泣くから慌てておっぱいをあげようとしているのに、赤ちゃんは飲んでくれない。「おっぱいが欲しいから泣いている」と思っているママには、おっぱいをあげているのに飲んでくれない理由がわからないし、赤ちゃんは泣き止まないので焦る一方という悪循環に陥ります。

こんな状況が続いたら、授乳がつらくなってしまいますよね。このような悪循環は、赤ちゃんが出す「おっぱいが欲しいサイン」に早めに気づくことで、改善できるかもしれません。

赤ちゃんがおっぱいを欲しがっているサインとは

日本助産師会による「赤ちゃんとお母さんにやさしい母乳育児支援」では、赤ちゃんがおっぱいを欲しがっているサインとして以下の例が紹介されています。

・レム睡眠(目を閉じていて瞼の下眼の動きが増加したとき)

・目が開いたとき

・口を開け、舌を出して乳房をさがすように首をうごかしたとき

・やさしくささやくような声をだしたとき

・手、指、毛布 やシーツ、もしくは口に触れるものを吸ったりしゃぶったりしているとき

そういえば我が子も、舌を出して乳首を探すようなしぐさや、肌着の袖をよく舐めたりしていました。また入院中につけていた育児メモには「ハーハーと息が荒くなっている」とのメモが・・・

(それはおっぱいが欲しいサインだよ!私・・・!)と当時の自分にツッコミを入れたくなりましたが、ちゃんと赤ちゃんはママにアピールしてくれていることがよくわかりますね。

赤ちゃんによってサインの出し方は違うので、我が子の「おっぱいサイン」を見逃さないように、よく観察してみてください。泣く前に授乳できるようになると焦りも減り、自然と授乳回数も増えるので母乳の分泌促進にも効果がありますよ。

授乳姿勢を確認しよう

赤ちゃんの授乳姿勢が悪いと赤ちゃんがおっぱいを十分にくわえられず、授乳がうまくいかない原因になるため、注意したいポイントのひとつです。

私も出産するまで知らなかったのですが、授乳姿勢にはさまざまな種類があります。ママと赤ちゃんに合った姿勢を見つけることで、授乳をスムーズにする効果が期待できるでしょう。

どの授乳姿勢でも押さえるべきポイントは?

どの抱き方でも共通で注意したいポイントは以下になります。このポイントをもとに赤ちゃんの授乳姿勢を注意してみましょう。

授乳時の確認ポイント
  • 赤ちゃんの頭と体はまっすぐで、ねじれていないか
  • 赤ちゃんの体はママに引き寄せられ、密着しているか
  • 赤ちゃんの鼻が乳頭につくように、高さや位置を調整されているか

また、ママは長時間同じ姿勢で座っていても耐えられるような、リラックスできる姿勢を取りましょう。背もたれや肘当てのある椅子に座ったり、授乳クッションなどを使用したりして負担のない姿勢をとるようにするのがおすすめです。

新生児のうちは特に体が小さいので、授乳クッションを2段重ねにしたり、赤ちゃんの頭の下に小さめのクッションやタオルを入れたりなど、高さを調整すると授乳しやすいですよ。

ママが前かがみになったり、赤ちゃんが首を伸ばさないと乳首に届かない姿勢にならないように注意しましょう。

授乳姿勢の種類は?

もっとも一般的な授乳姿勢は「横抱き」です。授乳姿勢といわれたら誰もが思い浮かべるのがこの姿勢でしょう。新生児向けの授乳姿勢は横抱きを含めて、大きく分けて以下の4種類があります。

横抱き

赤ちゃんを横向きに抱いて、授乳する姿勢です。よく見かける授乳姿勢なので初心者向きと思いがちですが、実は慣れるまでコツが必要です。私も初めは横抱きではうまく授乳できませんでした。おそらく、私が赤ちゃんの抱っこが下手だったなことや、我が子も哺乳(おっぱいを吸うこと)に慣れていないことが原因だったのだと思います。

もし横抱きで授乳がうまくいかない場合は、一度他の姿勢で赤ちゃんが哺乳に慣れてから横抱きに切り替えたほうが、うまくいくかもしれません。

交差横抱き

交差横抱きは横抱きよりも赤ちゃんにおっぱいを含ませやすく、赤ちゃんの授乳姿勢をサポートしやすい抱き方です。授乳するおっぱいと反対側の腕で赤ちゃんを抱っこするので、赤ちゃんの口元をおっぱいまで引き寄せやすく、もう一方の手で赤ちゃんがおっぱいを哺乳しやすいように支えられるのがメリットです。

疲れたら交差横抱きから通常の横抱きに変えて授乳することも可能なので、横抱きと交差横抱きを交互に行ってもいいですね。

脇抱き

脇抱きは、体側に赤ちゃんを抱え赤ちゃんの頭を手で支えて授乳する姿勢です。フットボールを抱えているような姿から、フットボール抱きとも呼ばれます。私も我が子の授乳がうまくいかないときに助産師さんに勧められて試したのですが、少し驚くような抱き方で初めは戸惑いました。

しかし、脇抱きのメリットは抱っこの必要がないので腕が楽になり、横抱きに比べて赤ちゃんの顔もしっかり見ることができることです。お腹に赤ちゃんの重みがかからないので、私のように帝王切開で出産したママにもおすすめです。

添い乳

添い乳は添い寝しながら授乳する、一番ママの体に負担のかかりにくい授乳方法です。そのまま寝かしつけることもできるので、夜間授乳やお昼寝前の授乳におすすめでしょう。疲れているときや眠いときに楽に授乳できるので、出産後1年たった今も添い乳はよく使っています。

ただし、赤ちゃんが新生児のうちは、ママが赤ちゃんに覆いかぶさって窒息しないよう注意が必要です。新生児期の夜間授乳は大変ですが、必ず赤ちゃんが授乳が終わり、眠ったのを確認してから寝るようにしてくださいね。

ママと赤ちゃんに合う授乳方法を見つけよう

授乳は赤ちゃんとママの初めての共同作業です。出産直後の授乳を振り返ると、授乳は赤ちゃんとママがお互いのリズムを合わせて協力することで、初めてうまくいくものではないかと思います。

お互い心地よい方法を探りながら、一緒に力を合わせて乗り越えていけたらいいですね。きっとより一層ママと赤ちゃんの絆が深まりますよ。

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