赤ちゃんでもできる習い事のひとつに「ベビースイミング」があります。私は水泳を習っていたので迷いはありませんでしたが、水泳に苦手意識があると、興味はあってもやるかどうか迷っているママもいるかもしれません。
そこでベビースイミングにまつわる疑問やメリットについて、実際の体験レポートも交えながら紹介します。
ベビースイミングはいつからできる?
ベビースイミングとは、家族同伴で行う赤ちゃん向けの水泳教室のことです。多くのスイミングスクールでは生後6ヶ月から参加できるため、赤ちゃんのうちから始められる習い事としても人気があります。
私もベビースイミング自体に興味は持っていたものの、まだ歩けないうちから参加できると知ったときは驚きました。しかし早めに始めたほうが水への恐怖心が少なく慣れやすいともいわれています。
羊水の中にいた赤ちゃんにとっては、もしかしたらプールはお腹の中と近い感覚なのかもしれません。そう考えると、なるべく早く始めるほうが良いというのもうなづけます。
ベビースイミングのメリットは?
生後6ヶ月から始められるベビースイミングですが、そんなに早くからスイミングを始めることに意味があるのか疑問に思うママもいるかもしれません。そんなママに、まずベビースイミングのメリットを紹介しましょう。
- 水泳は全身の筋肉を使った運動なので、バランス良い身体作りにつながる
- 浮力の働いた中で身体を動かすことによりバランス感覚や想像力を育む
- 風邪をひきにくい身体作りをサポートしてくれる
私は気管支が弱く風邪をひきやすい子どもだったのですが、そんな私に医師がすすめたのが水泳でした。実際に水泳を始めてから風邪をひく回数は大幅に減ったので、個人的に水泳で風邪をひきにくくなるという効果は本当だと感じています。
また小さい頃から水に慣れておくと、将来学校などで水泳を習うときに有利になります。なぜかというと陸上と水上は全くの別物なので、運動神経が良くても水泳ができるとは限らないからです。
事実、ふだんは運動が大の苦手で陸上ではパッとしない私でも、水泳では負けなしでした。この差は私が特別水泳が向いていたというよりも、単純にスタートの時期の差でしょう。

本当に向いているなら、オリンピック選手にでも
なっているはずだからね〜
ちなみに小学校の水泳授業では、泳ぐ指導を開始するのは小学校中学年からと定められています。
学習指導要領では、水泳系の領域として、小学校低学年を「水遊び」、小学校中学年を「浮く・泳ぐ運動」、 小学校高学年から高等学校までを「水泳」で構成しています。
私は4歳から水泳を始めているので、8歳で初めて泳ぎを習う子より4年も経験値の差があることになります。この時期の1年の差は大きいので、単純に早くから始めたほうが有利になるのは想像にかたくありません。
したがって陸上運動が苦手な私にとっては、水泳は「運動で唯一人より優れているといえる得意分野」として、自信を与えてくれるというメリットもありました。
ベビースイミングの体験とは?内容は?
スイミングスクールの雰囲気や、子どもに合っているのかも確認せずに、ベビースイミングに入会したいと思う人は少ないでしょう。たいていのスイミングスクールでは体験を実施しているので、まずはベビースイミングの体験に参加してみましょう。
- ベビースイミングを体験したいスクールへ申し込み(電話かHP)
- 予約した日にスイミングスクールへ行き、体験
- 入会するか決める(体験日に申し込みも可)
私は通いやすさを重視した結果、初めから1カ所しか選択肢がなかったため迷うことはありませんでしたが、迷った場合は複数のスイミングスクールの体験に参加することをおすすめします。
そのほうがそれぞれの良さや違いがわかるので、より納得のいくスイミングスクール選びが可能になります。
ベビースイミングに必要な持ち物は?
ベビースイミングの体験を受けるにあたって、必要な持ち物も気になるでしょう。私が体験したスイミングスクールでは以下の通りでした。
※のあるものは赤ちゃんとママ、2人分必要な持ち物です。
- 帽子※
- 水着※
- タオル※
- 水遊び用パンツ(紙タイプでOK)
- 体験にかかる費用(無料の場合は不要)
私が体験したスイミングスクールの体験費用は1,080円です。また、体験時に赤ちゃん用の帽子の貸し出しサービスもありました。備品の貸し出しなどはスイミングスクールによって違いがあると思うので、事前に確認しておくと安心です。
私が体験に行った時期は秋も半ばで水遊びシーズンを過ぎていたからか、水遊び用パンツが品薄で家の近所では購入できませんでした。水遊びパンツがスイミングスクールで購入可能だったことは個人的に助かりました。
ベビースイミングの内容は?泳げないママでも大丈夫?
私が参加したスイミングスクールのベビークラスは、1コマ約50分。まずはプールサイドに赤ちゃんを座らせ、その後ろからママが赤ちゃんを抱くように座って、10分くらい体操と水慣らしを行った後に水中に入ります。
時期によって内容が変わりますが、私が参加した日のプログラムは以下の内容でした。
- マッサージ体操
- 水慣らし(足→おなか→肩→頭の順番で水をかけていく)
- バタ足
- 水中に入り、ママと抱っこしながら遊泳
- プールサイドからジャンプで飛び込み
- 音楽に合わせてダンス
- フリータイム(おもちゃなどを使って自由に遊ぶ)
泳げないママは参加できないと思うかもしれませんが、ベビースイミングは泳ぐというより「大きなお風呂で赤ちゃんと思い切りスキンシップを取る」というイメージです。上記の内容を見ても分かる通り、顔をつけたりすることもないのでゴーグルも不要なほど。ママが泳げなくても問題ないので、興味があるならぜひトライしてみてください。
赤ちゃんは泣かないの?
これは赤ちゃんにより個人差があり、体験させてみないと全くわかりません。ちなみに我が子は、予想以上に大泣きでした。1歳を過ぎてからの参加だったため、人見知りや場所見知りが始まっているのも要因のひとつかもしれません。
我が子があまりに泣いているので焦りましたが、見かねた他のママがあやしてくれたり「うちの子も初めは泣いたから大丈夫」と励ましてくれたり、あたたかく接してくれるので助かりました。
正直あまりに泣くので「本当に嫌がっていたらどうしよう」と入会するか悩みました。しかしベビースクールの担当を4、5年経験されている先生は「泣く子もだいたい4回くらいで慣れるから大丈夫」とのこと。心強い励ましをいただいたので、結局入会を決めました。
ベビースイミングの体験に行ってみよう!
ベビースイミングは水を通してさまざまな効果が期待できます。赤ちゃんから始められる習いごとはそう多くはないので、その点も魅力のひとつです。ベビースイミングが気になるママは、まずは体験に行ってみることをおすすめします。
大きなプールで赤ちゃんと一緒に過ごす時間は、お風呂でのスキンシップや他の遊びともまた違い、赤ちゃんだけでなくママにとっても新鮮な体験になりますよ。ベビースイミングで赤ちゃんと思い切りスキンシップを楽しんでくださいね。
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