紙おむつとはまた違ったメリットがあることで、再び注目されている布おむつ。しかし紙おむつに比べて手間のかかるイメージが先行してなかなか手が出なかったり、始めたもののその大変さに挫折してしまうこともあります。
かく言う私も、一度は挫折したひとりです。そんな私が実体験から考える「布おむつを長続きさせるコツ」を紹介します。
布おむつはやっぱり大変⁈実際はどう?
布おむつは「洗濯が大変そう」「オムツ替えの回数が多くて大変」など、とにかく手間がかかるイメージが強いですよね。正直に言うと、私も紙おむつと布おむつの両方を使ってみて、やはり布おむつの方が大変だと感じました。
一番負担に感じたのは、洗濯やおむつ替えの回数よりも、おむつ替えを忘れてしまったことで赤ちゃんがおむつかぶれを起こしてしまったことです。
お肌が敏感な赤ちゃんのために布おむつを使っているのに、おむつかぶれを起こしてしまっては意味がありません。その後私は赤ちゃんの排泄タイミングを掴むまで気が抜けない日が続き、頻回授乳で寝不足、洗濯物も増えるしと、布おむつ育児を始めた数ヶ月はかなりストレスでした。
ただ布おむつのメリットは手間をかけたからこそ得られるもの。布おむつを使う限りある程度手間がかかるのは仕方ないと思います。どうしても手間をかけたくないなら、やはり使い捨てできる紙おむつがおすすめでしょう。
上手に布おむつ生活を続けるコツ5選
使い捨てできる紙おむつが便利なのは確かですが、せっかく布おむつを購入するなら上手に活用していきたいもの。実際に布おむつを使ってみて一度挫折した経験から言うと、布おむつを上手に続けるには無理なく続けるための事前準備が大切だと思います。そこで私が考える上手に布おむつ生活を続けるコツを紹介します。
1. 輪おむつの枚数は多めに準備する
布おむつは汚れた輪おむつを交換して使うので、輪おむつの枚数はなるべく多い方が良いです。輪おむつが豊富であれば、洗濯できない日や天気が悪く乾かなかった場合でも予備を切らす心配がないからです。個人的には2日分の輪おむつがあると洗濯に追われずにすむのでおすすめです。
2. 慣れるまでは使用期間を制限する
紙おむつに比べて布おむつは交換頻度が高いので、布おむつの交換ペースに慣れるまでが大変です。私も初めは紙おむつだったので、一気に布おむつへと切り替えようとしたところ、授乳とおむつ替えと洗濯で毎日目一杯になり、気持ちに余裕がなくなってしまいました。きっと多くの人がここで一度つまづくのではと思います。
そこで私がとった方法が、布おむつを使う時間を制限すること。まずは午前中だけ、慣れてきたら今日は午後も続ける、最終的にはお風呂に入る前までと、時間をかけて布おむつの時間を徐々に長くしていきました。
紙おむつを併用しながら、あえて布おむつを使う時間を制限して使うことで、状況に合わせて「今日は午前中だけにしよう」と臨機応変に切り替えることも可能になりました。
3. おむつ専用の洗濯機を準備する

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布おむつの手間の半分は「洗濯」です。したがって洗濯をいかに楽に済ませるかというのも、布おむつを継続させるには大切なポイント。そこでおすすめなのが、上記の写真のような布おむつ専用の小型洗濯機の導入です。
布おむつ専用の洗濯機があれば、洗濯機に直接布おむつをつけ置きしてもいいですし、他の洗濯機と同時進行で洗濯することも可能なので、時短にもつながります。また衛生面にも配慮できるのでおすすめです。
4. 乾燥機や除湿器などを準備する
布おむつは洗濯により繰り返し使用できるのがメリットのひとつ。ただ梅雨など雨が続く時期はその点がデメリットになってしまいます。特に梅雨の時期や台風の時期は部屋干ししてもなかなか乾かず、輪おむつが不足してしまう場合も。せっかく続けていた布おむつ育児が、輪おむつの在庫がないことで諦めるきっかけになってしまうのはもったいないですよね。
そこで役立つのが乾燥機や除湿器です。乾燥機があれば素早く乾かすことができるので天候に左右されることなく布おむつが続けやすくなります。乾燥機がない場合は、部屋干しに除湿器を使ってみましょう。除湿器があるだけでも部屋干しの乾燥スピードがグッとあがりますよ。
5. 状況によって紙おむつと使い分けする
私は「家の中では布おむつ、外出時は紙おむつ」と分けて使うようにしました。外出時に布おむつが漏れて慌てるのも嫌だし、紙おむつに比べて持ち運ぶ荷物が増えるのも抵抗があったからです。一見「これでは布おむつを使う意味がないのでは」と思われるかもしれませんが、長く続けるという意味では息抜きの効果もあり、私にはぴったりでした。
私はこの考え方のおかげで「布おむつにするなら、紙おむつを使っちゃダメ」というプレッシャーからも解放。気持ちにゆとりが持てるようになりました。
布おむつと紙おむつの効果は反することがあり、布おむつを使うなら紙おむつを使ってはいけないような気持ちになりがち。しかし、布おむつと紙おむつの長所を生かす形で活用したことが、結局は布おむつを長く続けることにつながったと思います。
無理のない布おむつ生活を叶えよう!
布おむつを上手に続けるためには、自分を追いつめすぎないことが大切です。洗濯が間に合わない日は紙おむつを使ったり、気持ちに余裕がないときは、あえて布おむつを1日お休みする方法もあります。
布おむつの育児中は「紙おむつを使ったら意味がない」と考えてしまいがち。しかし無理な方法だと続きませんし、やめてしまうことが一番もったいないことです。楽しく布おむつ育児ができる自分なりの方法を見つけられると良いですね。
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