赤ちゃん連れで飛行機!快適に乗るためのコツは?

子鉄旅行
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遠距離を高速で移動できる飛行機は旅行に便利な移動手段のひとつですが、赤ちゃんと一緒の長距離移動は慣れるまで大変です。赤ちゃんが生まれてからというもの、飛行機を使うような長距離の旅行は最低限におさえているママも多いのではないでしょうか。

私は我が子が0歳2ヶ月のときに新幹線で、0歳7ヶ月のときに飛行機で帰省したことがあります。楽ではありませんが、コツさえつかめば赤ちゃんとも無理なく長距離移動できると感じました。そんな私自身の経験から、快適な飛行機移動を叶えるコツを紹介します。

赤ちゃんが飛行機に乗れるのはいつから?

赤ちゃんが飛行機に乗れるのはいつからかご存知でしょうか。私は「どんなに早くても生後半年くらいなのでは?」と思っていました。しかしANAやJALをはじめとする各航空会社では、生後8日から乗ることが可能と定められています。

出産に伴う入院日数は普通分娩の場合約5日。つまり退院して数日で赤ちゃんが飛行機に乗ることができるということになりますが、こんなに早く乗れるとは驚きです。

出典元:ANA 小さなお子様連れのお客様 [国内線] お申し込み方法・お手続きについて

しかし、これはあくまで赤ちゃんが乗ることが可能かどうかの基準というだけであって、早くから飛行機に乗ることを推奨しているわけではありません。生後8日から乗ることはできますが、乗るかどうかの判断はママに委ねられている点に注意が必要です。

赤ちゃんの飛行機の座席と料金は?

赤ちゃんを飛行機に乗せる際、どのように座席に座ればいいのでしょうか。実は赤ちゃんの座りかたにはいくつか方法があり、座りかたによって料金が変わるため、最適な方法を選びたいものです。予約時の注意点とあわせて紹介します。

生後8日〜2歳までの子どもの座席と料金

生後8日〜2歳まで子どもの場合、以下の3つの方法のいずれかで飛行機に乗ることができます。

生後8日〜2歳まで子どもの搭乗方法
  1. 同伴者の膝の上に座る
  2. ひとりで座る(1歳未満のみベルト着用サイン点灯中は同伴者の膝の上に座る)
  3. チャイルドシートを利用して、ひとりで座る

1の場合は座席を使用しないため幼児用の航空券は必要なく料金もかかりませんが、2と3の場合は航空券が必要なので、各航空会社が定める「小児運賃」がかかります。搭乗する便にもよりますが、小児運賃はだいたい大人運賃の50%程度が目安です。

ただし、航空券が不要な1の場合でも搭乗券は必要となります。大人の航空券を予約する際に必ず赤ちゃんの分も予約しましょう。幼児の搭乗人数には限りがあるので、赤ちゃんの予約を忘れると最悪の場合乗れなくなってしまう可能性もあります。

予約の際は同伴者と子どもの人数に注意しよう

予約の際注意したいのが同伴者に対する子どもの人数です。各航空会社により基準が異なりますが、日本の代表的な航空会社であるANAとJALでは大人ひとりにつき子ども2名まで同伴可と定めています。

例えば大人1名・0歳、2歳の子ども2名で乗る場合だと、どちらもママの膝に乗せれば無料で搭乗できる年齢ではありますが、ふたりともママの膝に乗せて乗ることは不可能です。したがってこの場合は、最低でもママと子どもどちらか1名分の席を確保する必要があるため、子ども1名分の小児運賃がかかります。

大人2名・2歳以下の子ども3名で乗る場合も同様に、2名までは膝の上で乗ることができますが、1名分の小児運賃が必要です。逆に、3歳以上の子どもの場合は同伴者の膝の上で搭乗することはできないため、大人の人数に関係なく必ず小児運賃がかかります。

このように子どもの年齢と同伴者の人数によって予約すべき内容や運賃が異なるので、各航空会社の同伴人数を確認して予約するようにしましょう。

赤ちゃんと快適に飛行機に乗るコツ

飛行機は新幹線や車と比べて、出発すると自分の意思で降りることができない点や、乗るときにさまざまな手順も踏まなくてはならない点で他の乗り物と大きく違う乗り物です。そんな飛行機で赤ちゃんと快適に赤ちゃんと飛行機に乗るときのコツを紹介します。

時間に余裕を持って行動する

赤ちゃん連れのママなら常に心がけていることだと思うので今更かもしれませんが、飛行機は新幹線や車にと比べると、キャンセルや変更が容易ではありません。

ましてANA SUPER VALUE(スーパーバリュー)を代表とする、事前予約することでお得になる航空券はそもそも変更ができないものが多いので、キャンセルは避けたいもの。

いつも以上に時間に余裕を持って行動することで遅刻やキャンセルを回避できるだけでなく、心にもゆとりを持って行動することができますよ。

乗る前にオムツ替えを済ませておく

機内のトイレにもオムツ替えシートが設置されているのでおむつ替え自体は可能ですが、かなり窮屈です。小さめの飛行機だとトイレが1つしかないこともあり、長くトイレを占領することは他の人を待たせてしまう原因にもなります。

また、化粧室はベルト着用サインが消えている間しか使用できないので、気流が乱れているときなどは使用できない場合も。したがって急な事態でない限りは機内でおむつ替えしなくても良いように、搭乗前に済ませておくことをおすすめします。

事前改札サービスを利用する

赤ちゃん連れでの飛行機移動でありがたかったサービスのひとつがこの事前改札サービスです。事前改札サービスとは妊婦さん・高齢者・車椅子など手助けが必要な人を優先的に搭乗で案内してくれるサービスのこと。この事前改札サービスには2歳以下の子ども連れも入っているんですよ。

事前改札サービスはだいたい一般搭乗の10〜15分前に案内されることが多いですが、状況によって変わります。子ども連れの場合は事前改札サービスを逃さないように、早めに搭乗口で待機しましょう。

事前改札サービスは混雑する前に機内に入れるので、他の人の迷惑になることなくスムーズに搭乗することが可能になります。利用しない手はないというほどおすすめです。

機内に持ち込む荷物は最小限にする

飛行機の機内は大人ひとりでも決して広くはありません。赤ちゃんを抱っこしながら機内を移動するのは思った以上に大変ですよね。したがって機内に持ち込む荷物は貴重品と最小限の赤ちゃんグッズにとどめ、できるだけ身軽な状態で搭乗するのがおすすめです。

私は抱っこ紐にリュックという出で立ちで搭乗しましたが、リュックは失敗だったと思いました。前は赤ちゃん、後ろはリュックと前後ともにボリュームが出てしまい、動きづらかったです。個人的にはなるべく荷物は預けて、機内持ち込みする荷物は片手で持てる程度の手提げか、ショルダーバッグぐらいだと動きやすくて良いと思います。

離着陸の際は耳抜き代わりに授乳する

これは助産師さんから教えてもらったアドバイスなのですが、離着陸時に授乳すると耳抜き代わりになるそうです。実際私もやってみましたが、おっぱいで安心することもあるのか離着陸時に騒ぐことなく過ごすことができました。

赤ちゃんと飛行機移動を楽しもう!

赤ちゃんと一緒の長距離移動は心配もありますが、コツをつかめば快適に移動することも可能です。各航空会社からも赤ちゃんや子ども向けの便利なサービスを提供しているので、各航空会社のホームページも確認し、上手に活用してみてくださいね。赤ちゃんと一緒に快適な空の旅を楽しみましょう。

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